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技能実習生が失踪したら警察は動く?収容施設での扱いと制度の実態

技能実習生が失踪した場合、「どこに通報すればよいのか?」「警察は捜索してくれるのか?」「見つかった後の扱いは?」といった疑問が多く寄せられます。本記事では、失踪後の対応に関する制度的な流れを、警察・入管・収容施設の役割に分けて解説します。

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🇯🇵 失踪の通報と警察の対応
技能実習生がいなくなった場合、まず受け入れ企業や監理団体が「外国人技能実習機構(OTIT)」および地方出入国在留管理局に報告します。その際、警察にも捜索願を提出することが可能です。

🇬🇧 Reporting a missing trainee to the police
If a trainee goes missing, the supervising organization must report it to OTIT and the Immigration Services Agency. They may also file a missing persons report with the police.

🇻🇳 Báo cảnh sát khi thực tập sinh mất tích
Khi thực tập sinh mất tích, công ty tiếp nhận phải báo cho OTIT và Cục Quản lý Xuất nhập cảnh. Có thể trình báo mất tích với cảnh sát địa phương.

👮‍♀️ 警察と入管の役割分担

技能実習生の失踪は刑事事件ではないため、警察は積極的に捜索を行うことは少なく、実質的な調査・発見・処分は入管が主導します。
ただし、万引き・不法就労・暴力事件などで警察に拘束された場合、その情報は入管に通報され、退去強制手続きに移行します。

📍 入管収容施設とは

発見された失踪者は、出入国在留管理局によって一時的に収容施設(いわゆる「入管施設」)に移送されます。ここで在留資格の有無・違反状況が調査され、退去強制令書が出された場合は本国への送還準備が始まります。

🛏 収容中の生活環境

入管施設内では、以下のような環境が提供されます:

  • 6〜8人部屋などの集団収容(個室は基本的にない)
  • 食事は1日3回(食文化に配慮されているとは限らない)
  • 外出・買い物・通信の自由は大幅に制限
  • 医療は原則無料だが、対応は限られている

人権団体からは「長期収容」「医療の遅れ」「過密状態」などへの批判もあります。

📤 強制送還までの流れ

  1. 在留資格の審査
  2. 退去強制手続き開始
  3. 本人または第三者による航空券手配
  4. 本人の送還(職員付き添いあり)

なお、本人の意思で出頭し出国命令制度を利用した場合、収容を避けられる可能性があります(再入国禁止は1年間)。

🔍 見つからないまま働き続けた場合は?

一部の失踪者は、闇バイトや知人の紹介で非正規就労を続けるケースもあります。これは不法就労であり、雇用者にも罰則(入管法第73条の2:3年以下の懲役または300万円以下の罰金)が科される可能性があります。

📌 現場での課題と今後

技能実習生の失踪対応において、警察・入管・支援機関の連携不足が指摘されています。
また、監理団体や企業が失踪前に異変に気づける体制づくりも求められています。

💡 まとめ

  • 技能実習生の失踪は原則として入管が対応
  • 警察は犯罪発生時に関与することが多い
  • 発見後は入管施設に収容され、送還まで拘束される
  • 人権的な課題も多く、制度改革の議論も続いている

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