2025年– date –
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“送り出し国”が見つめる日本――無償教育で変わる進路の選択
フィリピンで始まった新たな無償教育の取り組み フィリピンで、日本語や介護技能などを無償で学べる新しい教育拠点が開校しました。これは、現地政府と民間企業が連携して実現したもので、日本での就労を目指す若者を対象としています。 フィリピンは長年... -
移民政策を避けて移民に頼る日本――矛盾の中で進む社会の選択
「移民政策ではない」と言いながら 日本政府はこれまで一貫して、「日本は移民国家ではない」と表明してきました。総理大臣や法務大臣の発言においても、「労働力として外国人を受け入れるが、それは移民政策ではない」「あくまで一時的な滞在」といった説... -
“働き手不足”ではなく“働く意味の喪失”――外国人頼みの社会の危うさ
働き手がいないのではなく、働く意味がない? 近年、飲食・介護・建設など多くの現場で「働き手不足」が深刻化していると言われています。求人を出しても応募がない、採用してもすぐに辞めてしまう、そもそも日本人が来ない――こうした声が、全国から聞こえ... -
なぜ日本人は働かないのか――低賃金社会と外国人頼みの労働構造
働かない日本人?それとも働けない構造? 「最近の若者は働かない」「人手不足なのに日本人が来ない」といった言葉が、企業や高齢者の間で聞かれるようになっています。特に飲食業界、介護、建設現場などでは、求人を出しても日本人が集まらず、外国人の労... -
外国人投資と空き部屋の未来――なぜ国は“見て見ぬふり”を続けるのか?
見えてきた「住まない所有者」の街 東京の高層マンションを夜に見上げると、驚くほど灯りのついていない部屋があることに気づきます。誰かが買っているのに、誰も住んでいない。いわゆる「住まない所有者」が、いま都市のあちこちで増え続けています。 そ... -
外国人不動産投資に規制の動きも?行政が注視する売却リスクと価格下落の連鎖
都心のマンション、値上がりしすぎて買えない人が続出 ここ数年、東京を中心に新築マンションの価格がとんでもなく上がっています。最近の調査では、首都圏の平均価格が8,958万円と、なんと過去最高を更新しました。特に港区や中央区など、いわゆる「都心... -
外国人が急増する大阪市――“声をかける文化”が育む共生社会
大阪市の人口増加が全国最多に 2025年1月1日現在の総務省人口動態調査によると、大阪市は転入者が転出者を上回る「社会増加」の数で、全国の市町村の中で最も多くなりました。増加数は3万7907人で、その内訳も日本人・外国人ともに全国最多でした。 これに... -
数次有効(マルチ)医療滞在ビザの条件と申請方法|90日制限の注意点
数次有効(マルチ)医療滞在ビザとは 医療滞在ビザには、一定の条件を満たす場合に発給される「数次有効(マルチ)ビザ」というタイプがあります。これは、有効期間内であれば何度でも日本と海外を往復できる便利な仕組みです。特に、長期の治療を必要とし... -
医療滞在ビザと観光医療の違い|制度の背景と訪日医療の現状
医療滞在ビザと観光医療の違いとは 日本では、外国人が医療を受けるために来日するケースが年々増えています。その背景には、日本の医療技術の高さや、先進的な治療法、安全な環境への信頼があります。しかし、医療目的での入国には複数の制度が存在し、そ... -
短期滞在ビザでの医療滞在
短期滞在ビザでの医療滞在とは 日本には、外国人が観光や親族訪問などを目的に訪れる際に利用する「短期滞在ビザ」があります。一般的な滞在期間は15日、30日、90日などで、就労は認められていません。しかし、この短期滞在ビザには、病気やけがの治療、健...