2025年– date –
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双方向の観光交流を実現した国々――ドイツとスペインに学ぶ成功モデル
双方向の観光交流とは何か 観光交流には、外国から自国を訪れる「インバウンド」と、自国民が海外へ出かける「アウトバウンド」の二つの方向があります。どちらか一方に偏ると、経済や文化的交流の面でバランスを欠くことになり、観光産業全体の安定性が損... -
観光立国への道――インバウンドとアウトバウンドの好循環を目指して
訪日外国人は回復傾向、日本の観光収入を支える柱に 2024年から2025年にかけて、日本を訪れる外国人観光客数は急速に回復しています。観光庁の統計によると、2024年の訪日外国人数はコロナ禍前の2019年を上回る勢いを見せ、一部の月では過去最高を更新しま... -
「なぜ行かないの?」外国人が感じる日本人の旅行習慣の不思議
パスポート大国、日本の意外な一面 日本のパスポートは、世界で最も渡航自由度が高いと評価されています。ビザなしで入国できる国や地域は190以上にのぼり、多くの外国人はその価値を羨ましく感じています。しかし、2024年末時点で日本人のパスポート保有... -
海外旅行は特別なものに? パスポート保有率低下が映す日本社会の現実
日本人のパスポート保有率が過去最低水準に 2024年末時点で、日本人の有効なパスポート保有率はわずか17%台にとどまっています。外務省の統計によりますと、有効パスポートの累計冊数は約2077万冊(公用旅券を除く)で、主要先進国の50〜80%という水準と... -
外国人への生活保護を行政書士の視点で解説
外国人と生活保護制度の概要 日本の生活保護制度は、憲法25条で定められた「健康で文化的な最低限度の生活」を保障するための仕組みです。本来は日本国民を対象にした制度ですが、戦後の運用や国の通知により、一定の条件を満たす外国人にも適用される場合... -
外国人から見た日本人 特徴まとめ
外国人が感じる日本人の性格と第一印象 外国人が日本で初めて生活を始めたり、旅行や仕事で日本人と接したりすると、まず驚くのは街全体の落ち着きと秩序です。駅やバス停で列に並ぶ、時間通りに電車が来る、公共の場で大きな声を出さないなど、日常の行動... -
外国人の住民税未納を全国調査 不動産・法人・医療にも広がるリスク
外国人住民税未納の全国調査が始まる背景 総務省は、2024年に日本を出国した外国人労働者などを対象に、個人住民税の徴収実態を全国の市区町村に調査する取り組みを開始しました。住民税は前年の所得に基づき翌年度に課税される仕組みであり、例えば2023年... -
外国人定着支援の現場から見える、静かな共生の始まり
外国人が“定着する町”とは何か 近年、日本で働く外国人労働者の数は右肩上がりに増加し、すでに200万人を大きく超えています。人手不足に直面する多くの業界にとって、外国人の存在はもはや欠かせないものとなりました。とはいえ、単に「来てもらう」だけ... -
外国人が支える日本社会――労働と共生の現実と課題
外国人が支える労働力の実態 日本社会において、外国人の存在感がこれまでになく増しています。2025年1月時点の統計によると、国内に居住する外国人の数は約367万人に達し、前年より35万人増加しました。この増加は3年連続で過去最多を更新しており、外国... -
人材は“育てて受け入れる”時代へ――日本とアジアの新たな関係
「即戦力」から「育成前提」へ――変わる外国人受け入れのかたち これまでの外国人労働者受け入れは、「すでにできる人材」を前提にしたものでした。語学ができ、技能を持ち、すぐにでも働ける人を求める声が多く、日本の企業側も即戦力に重きを置いてきまし...