MENU
Visaの相談はココをクリックしてね フジ行政書士事務所へ

入管法違反は関係者全体にとってリスク

目次

今すぐやめましょう

入管法に違反する行為は労働者の権利保護や適切な労働環境の維持にとって大きなな問題で、長期的に見ても誰のためにもなりませんがそれでも入管法違反は発生するのです。違反の主なものとして「在留資格の不正使用」などがあります。たとえば、留学生が「留学」の在留資格を持っているにもかかわらず、許可を得ずにフルタイムの仕事をしたり、技能実習生が別の仕事を掛け持ちしたりすることがこれに当たります。

入管法違反では関わる人々や組織がそれぞれ異なる利益を得ていることが多いです。例に挙げた「在留資格の不正利用」の場合。

外国人側の理由としては、生活費や送金のための収入増加が狙いです。特に留学生や技能実習生は、法律で定められた活動範囲内では生活費や家族への送金に十分な収入を得ることが難しい場合があります。そのため、許可されている範囲を超えたフルタイムの仕事や複数の職を掛け持ちして収入を増やそうとすることがあります。

企業・経営者側の理由としては、人手不足の解消や安価な労働力の確保が狙いです。特定の業界(例えば建設業や介護業など)では、日本人の労働力が不足しているため、在留資格の適正な範囲を超えた活動をさせることで人手不足を補おうとすることがあります。さらに外国人労働者が在留資格に基づかない仕事をしている場合、賃金が低く設定されやすいです。企業は労働市場における競争力を高めるために、このような不正な手段を使うことがあります。

この他にブローカーや仲介者の関与があります。彼らは外国人労働者と企業をつなぐことで手数料を得ています。そして外国人に対して虚偽の情報を提供したり、偽造書類を作成したりして、在留資格を不正に利用させることもあります。ブローカーは、外国人労働者から高額な手数料を徴収し、その一部を自分の利益としています。

そうしてそれぞれが利益を得ることになるわけですが、一方で、これらの行為は長期的には外国人労働者の権利侵害や社会的なトラブルの原因となるため、関係者全体にリスクを及ぼすものとなります。コンプライアンス違反は直ちにやめましょう。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次