特定技能2号の業種が拡大されます

人手不足が深刻な業界に拡大

特定技能2号はより熟練された技能を持つ人が取得できる在留資格で、1号よりも取得は難しくなるものの、その分得られるものもたくさんあります。例えば、在留更新の制限はなくなるのでこれは実質的に永住権と同様の効果があります。他には配偶者や子供の帯同ができるなどメリットは大きいです。政府としても特定技能2号の対象職種を拡大することで多くの外国人労働者を受け入れ深刻化する人手不足に対応しようとしています。

特定技能2号を受け入れる企業としてのメリットは何があるでしょうか。一番大きいものは長期雇用が可能になることだと思います。特定技能2号にしてから転職というのもなかなか考えにくいので、おそらく現在の企業で勤め続けることが予想されます。次のメリットとしては家族帯同が可能になることで生活基盤の安定を確保できるというのは外国人にとっても受け入れ企業にとっても良い効果ではないでしょうか。そして、技術力が担保された先輩ができるということは、後輩にとっての良きアドバイザーが近くにいるということです。日本語の勉強を教えてあげられるし、仕事を教えてあげられるし、と良いことが増えます。
デメリットとして考えられるのは特定技能２号を持つ人への人件費が高くなるということぐらいでしょうか。しかし、これは日本人を雇用した場合でも同じことですから特別なデメリットとは言い切れないと思います。

今後、外国人雇用の機会はますます増えていき、特定技能２号取得者も増えていくと思います。どんな展望があってどんな計画があるか、その状況を見極めながら採用活動を進めていきましょう。