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拡散するデマに惑わされないために――情報を見極める習慣

SNSでは日々さまざまな情報が飛び交っています。その中には真実に基づかない投稿も少なくなく、一度火がつけばあっという間に広がってしまいます。かつて「東京都が外国人向けに高級マンションを税金で整備している」といった噂が拡散しましたが、実際には都が公式に否定し、制度の趣旨を改めて説明しました。

この制度は、国際競争力を高める施策の一環として新しく事業を始める外国人などを対象にしており、住宅の整備も国の税制優遇を活用して民間企業が担う仕組みです。つまり、都の税金を直接投じて高級マンションを建設しているわけではありません。さらに「ハウスキーパー住宅」と結びつけられた話も、まったく別の事業と混同された誤解でした。

なぜデマは信じられやすいのか

制度や仕組みは複雑で分かりづらく、目立つ単語だけが切り取られて一人歩きすることがあります。「外国人」「高級マンション」といった言葉はインパクトが強く、背景を知らない人ほど誤解しやすいのです。

さらに、「特定の人だけが得をしているのではないか」という印象は、不公平感を刺激し、怒りや不安と結びついて一気に広がります。SNSは短く刺激的な情報が好まれるため、丁寧な説明よりも誤解を招く表現のほうが目立ちやすいのです。

訂正が届きにくいという現実

行政が「誤解です」と公式に発表しても、最初に目にした情報の印象は強く残ります。そのため、訂正情報は十分に浸透せず、誤解と訂正が交互に広まる「いたちごっこ」の状態が続いてしまいます。

受け取る私たちができること

デマや誤情報が完全になくなることはありません。だからこそ、情報を受け取る私たち自身がどう振る舞うかが重要です。驚くようなニュースに出会ったときは、

  • 出典や公式発表を確かめる
  • 感情的にシェアする前に一呼吸おく
  • 信頼できる一次情報にあたる

といった小さな習慣を持つだけで、誤情報に流されにくくなります。

変化の時代に求められる姿勢

社会は常に動いており、外国人労働者の受け入れや新しい制度が次々と導入されています。そうした変化に不安や戸惑いを覚えるのは自然なことです。

大切なのは、事実を確認し、自分なりに考えを整理したうえで判断することです。盲目的に受け入れる必要もなければ、感情的に拒絶する必要もありません。冷静に見極めて選び取る力こそ、これからの時代に私たちが持つべき姿勢だといえるでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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