外国人が医療機関を利用するには

まず誰に相談するか

外国人労働者の中には実医療制度や利用の仕方がわからず、病気を我慢している人もいるのではないでしょうか。特に以下の理由で医療を利用せずに症状を我慢してしまうことがあります。

「言葉の壁」
診察時に医師とのコミュニケーションが取れない不安から、病院に行くのを避けるケースが見られます。特に専門用語が多い医療の場では、通訳がいないと正しい情報を伝えることが難しいです。

「医療費の不安」
医療費がどのくらいかかるのか、保険適用があるかどうかがわからないため、経済的な理由で病院に行くのをためらうことがあります。また、保険に加入していない場合、特に医療費が高額になることを恐れ、受診を避けることもあります。

「相談先がわからない」
医療に関する悩みや不安を相談できる場所がわからず、自分で解決できないと諦めてしまう場合もあります。

こうした状況を改善するためには、外国人労働者向けの医療情報やサポート体制の整備、また周囲のサポートの充実が重要です。例えば国際交流センターや外国人在留支援センター、保健所、勤務先の総務など、自己判断せずにまずは相談してみましょう。そして市販薬で済めばそれで問題ないですし、症状が改善しなければ医療機関に相談しましょう。