ビザ申請は早めに

申請書類を確実に用意するのみ

ビザ申請の処理が遅くなってきている原因には、就労系ビザの需要が増加して処理時間が長くなったことや、コロナ禍で一時的に制限された申請がコロナ明けに申請が急増して、もはやコロナ時の業務体制では対応しきれない、そういった原因があります。

外務省のホームページでは在留審査処理期間を四半期ごとに公表しています。これを利用して審査終了からさらに交付までの期間がありこれらを見越しながら申請タイミングを調整しましょう。
また入管の混雑状況もホームページやSNSなどで確認できますので、手続きがスムーズに進められるようにしましょう。ちなみに、「高度外国人材」に対する入国・在留審査は、優先的に早期処理が行わるという制度もあるのですが、これは目処があるにすぎず必ず早期処理されるというものではありません。

やはり、早く取得するには申請書類を確実に用意することに尽きます。不備があると審査が止まってしまい、追加の書類提出が必要になることがあります。これが最も時間のロスとなるので、手続きの遅れを最小限に抑えることができるようにきっちりと準備しましょう。

本題からずれますが、日本で働く外国人労働者は増えますからビザ申請は高度なオンライン化、セルフ化が必要です。例えばDXをビザ申請のプロセスに取り入れることができれば業務効率は改善され、審査にAIチャットボットを導入することや、申請者の本人確認を簡素化したりできるかもしれませんね。一連の手続きがシームレスになって煩雑な処理を取り除く、もしかしたらそういった点も外国人労働者が国を選ぶ条件になるかもしれませんね。