目次
留学生はどちらを選ぶ
留学生が「技術・人文知識・国際業務」(技人国)と「特定活動46号」のどちらを目指すかは、キャリアプランやスキル、学んだ分野、就職先の業種によって異なります。
技人国は、ホワイトカラーの専門職を目指す留学生に人気で、特にITやエンジニアリング、ビジネス、経済、法律などの分野を専攻している場合によく選ばれます。これは、技人国が専門的な知識や技術を求める資格であり、学歴や実務経験が要件として求められるため。IT業界や技術職の求人が多く、長期滞在やキャリアアップのチャンスが豊富であることも、技人国を目指す理由の一つです。
一方、特定活動46号は、日本国内のブルーカラー職種や人手不足が深刻な業界での就労を目指す留学生に適しています。この資格を取得するには高度な日本語能力が必要であり、特に日本語能力試験N1やビジネス日本語テストで高得点を取ることが求められます。そのため、日本語が得意な学生や、日本の建設業、製造業、農業、介護などの分野で働きたい留学生が特定活動46号を選ぶことが多い。また、特定活動46号は幅広い業種で働けるという柔軟性があり、卒業後に日本での就職を希望する学生にとって大きな魅力となっています。
結局のところ、留学生がどちらの資格を目指すかは、学歴やスキル、目指す職種によって異なり、ITや技術職などのホワイトカラーの仕事に就きたい場合は技人国を、特定のブルーカラー職種での就労を希望し、日本語能力に自信がある場合は特定活動46号を選ぶことが一般的です。
コメント