広がる外国人の就労機会

新たな在留資格が次々と誕生

日本では近年、外国人が働くための在留資格が増え続けています。特に、労働力不足の影響を受ける業界では、新しい在留資格が次々と導入され、外国人の受け入れが進んでいます。特定技能制度では、即戦力となる1号と、より高度な技能を持つ2号が設定され、長期的な就労が可能になっています。

また、日本の大学や専門学校を卒業した外国人が幅広い業種で働ける「特定活動46号」が導入され、高度な人材向けには「特別高度人材」という新たな資格も加わりました。さらに、起業を目指す外国人向けのスタートアップビザも拡充されるなど、多様な働き方が可能になっています。

こうした変化の中で、これまで外国人労働者の受け入れ制度として機能してきた技能実習制度も見直されることになりました。制度の問題点が指摘される中、より実践的なスキルを身につけながら働ける新たな枠組みとして「育成就労」制度の導入が予定されています。これにより、外国人がより専門的な技術を学びながら働ける仕組みが整う見込みですが、施行時期についてはまだ確定していません。今後も外国人の活躍の場は広がり、日本の社会や経済にとって重要な存在になっていくでしょう。