在留資格認定証明書とは

外国人が日本で暮らすために

在留資格認定証明書（Certificate of Eligibility, COE）は、日本で中長期的に活動する外国人がビザを取得するために必要な重要な書類です。

在留資格認定証明書(COE)は、日本での就労・留学・家族との生活を希望する外国人が、適切な在留資格を有することを入国管理当局に証明するための書類です。申請は、日本国内の受け入れ機関（企業や学校など）が行いますが、申請取次が可能な行政書士が手続きを代行することもできます。

在留資格認定証明書(COE)が発行されると、申請人本人である外国人はそれを母国の日本大使館や領事館に提出し、ビザの申請を行います。この手続きにより、ビザ発給の審査がスムーズに進みます。ただし、申請には多くの書類が必要で、審査は複雑な場合もあります。特に受け入れ機関側の条件が整わない場合や書類不備があると、不許可となることがあります。

ビザが発給されると、日本への入国が可能になります。入国時には、パスポートとビザを提示し、在留カードの発行手続きを受けることになります。（空港で即時交付される場合もありますが、一部の地方空港では後日郵送されます。）

なお、COE発行後の有効期限は3か月で、この期間内にビザ申請や入国を完了しなければなりません。取得には慎重な準備が必要で、COEは日本で生活を始めるための重要なステップである一方、決して簡単ではない手続きです。