外国人が働きながら長期滞在

ワーキングホリデーの新制度

政府は、外国の若者が日本で働きながら長期滞在できるワーキングホリデービザを再取得可能にする新制度を導入しました。2024年12月1日から、カナダや英国など5か国を対象に実施され、2025年度中に約10か国・地域に拡大される予定です。この変更により、これまで1回限りで最長1年間の滞在が可能だったビザが、カナダや英国では生涯で2回または2年連続で、ニュージーランドやデンマークなどでは一度帰国後に再取得が可能となります。

この制度の目的は、日本の観光地で外国人労働者としての活躍を促進し、国際交流を深めることです。1980年にオーストラリアとの間で始まったワーキングホリデー制度は、2024年現在で30か国・地域と協定を結んでいます。なお、ビザでの就労には風俗営業関連職種での制限があります。この新措置により、多くの若者が日本での生活を体験し、交流が進むことが期待されています。