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外国人も日本で年金を払う必要がある?仕組みと免除制度を解説

✔ 結論から言うと…

日本に住む外国人も、原則として国民年金または厚生年金に加入し、保険料を支払う義務があります。
ただし、収入が少ない場合は免除申請ができる制度や、将来母国に戻る予定の人向けに「脱退一時金制度」もあります。


目次

日本の年金制度と外国人の義務

日本の年金制度は以下の2つに分かれています:

年金の種類対象者
国民年金自営業・学生・無職など
厚生年金会社に勤めている人

外国人でも、住民登録をしていて日本に3か月以上滞在する場合は、国民年金または厚生年金に加入する義務があります。


年金保険料はいくら?

2025年4月時点の国民年金保険料は月額16,980円です(毎年改定あり)。
会社に勤めている人は、会社が保険料の半分を負担してくれます。


支払いが難しい場合の免除制度

収入が低い、無職、学生などの場合は、次のような制度が利用できます:

制度名内容
免除申請全額・4分の3・半額・4分の1の免除が可能
学生納付特例制度学生は収入に関係なく申請可能(猶予扱い)

市区町村の窓口で申請が必要です。


将来母国に帰る場合はどうなる?

外国人が日本を離れるときには、「脱退一時金」という制度を使って、支払った年金の一部を受け取ることができます。

🔹 脱退一時金のポイント

  • 帰国後2年以内に申請が必要
  • 国民年金・厚生年金に加入していた期間に応じて支給
  • 一度受け取ると、その期間は将来の年金受給にカウントされなくなる

よくある質問(FAQ)

Q. 年金に加入しないとどうなりますか?

A. 加入義務があるにも関わらず加入しないと、未納扱いになり、将来的に在留資格の更新や永住申請などに影響する可能性があります。


Q. 永住申請には年金の納付実績が必要ですか?

A. はい。永住許可申請において、申請者の納税状況や社会保険料の納付状況が審査対象となります。
年金や健康保険の未納がある場合は、永住許可が不許可になる可能性があります。


Q. 国民年金と厚生年金はどっちが得ですか?

A. 厚生年金は保険料が高い代わりに将来の受取額も多く、会社が保険料を半分負担するというメリットがあります。


まとめ

  • 外国人も原則として日本の年金制度に加入する必要がある
  • 保険料の免除・猶予制度があるので収入が少なくても相談を
  • 将来帰国する場合は脱退一時金の制度を活用できる
  • 年金の未納はビザの更新や永住申請にも影響する可能性あり

年金制度は複雑ですが、放置せずに市区町村や専門家に早めに相談することが大切です。

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