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働くための入国が着実に増加
2024年上半期の外国人新規入国者数は約1,641万人となり、前年同期と比べて約61.6%増加しました。そのうち短期滞在の入国者が最も多く、全体の約98%を占めています。しかし、この数字に隠れて見えにくいものの、就労や学業を目的とした外国人の入国も着実に増えています。特に、特定技能の在留資格での入国者数は前年より約70%増加しており、日本の労働市場における外国人労働者の需要の高さを示しています。
また、技術・人文知識・国際業務の資格を取得した外国人の入国も増加し、専門職としての外国人材の受け入れが進んでいます。一方、技能実習の入国者数は減少しましたが、今後の制度改革によって状況が変わる可能性があります。さらに、留学目的での入国者も増えており、日本の教育機関で学ぶ外国人が増加傾向にあることがわかります。短期滞在が圧倒的多数を占めるのは当然ですが、働く目的や学ぶ目的で日本を訪れる外国人も確実に増えており、日本の経済や社会における外国人の存在感は一層大きくなっていくと考えられます。
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